【クソライム】今日のクソライム傑作選 season6
クソライムにとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、韻を踏むことに向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
───岡本太郎
2019年8月。クソライムの礎を築いたDJちくわに様々な事情が重なり、Twitterから身を引く形となりました。私自身も社会人1年目で配属先に異動となった直後ということもあり、クソライムを刻むモチベーションが徐々に薄れていきました。しかしながら、道具もお金も必要としないクソライムはその手軽さも相まって、クソライマーの魂が途切れることはありませんでした。それからおよそ1年という長い月日が流れましたが、定期的にクソライムはネットの海へと溢れていきます。生まれたクソライムはだんだん溜まってゆき、いつの間にか大きな肥溜めへと姿を変えていったのです。
───この溜まったクソを捌かなければならぬ
この事態を重く受け止めた私は、過去最優秀賞受賞者を招集し、#今日のクソライム誕生から2年の節目、1年2ヶ月ぶりのクソライム選評会を開催させていただいた次第であります。
#今日のクソライムとは
クソみたいなライムのこと。ライム(rhyme)とは「韻」と同義であり、『「〇〇」と「△△」で韻が踏める』という形式でクソライムを刻んでいる。
前述の通り、審査員を2名追加しての選評会となりました。過去に最優秀賞を受賞した、優秀なクソライマーの方々です。
審査員紹介
・よげん(@4G_crn)
・ぱた(@patapatami)
・あどる(@Adol_crn26) ←new!
・べほまんぬ(@Be_soisoi) ←new!
今回は採点制を導入し、ノミネート作品に1つ1つ点数を付けました。いざやってみると点数を付ける行為は非常に難しく、M-1グランプリの松本人志や上沼恵美子って凄いな……と改めてお笑いレジェンドの腕を再認識しました。
対象作品は2019年7月6日〜2020年9月22日の期間中に投稿されたクソライムです。
それでは以下ノミネート作品になります。
- 「伊東四朗」と「亀頭白っ」で韻が踏める(よげん)
- 「ミッツマングローブ」と「キッツマンコドール」で韻が踏める(あどる)
- 「Poppin'Party」と「六筒、八筒」で韻が踏める(あーにん)
- 「泉ピン子」と「kiss me ち〇ぽ」で韻が踏める(わっしょいざ390)
- 「今日から俺は」と「尿また漏れた」で韻が踏める(べほまんぬ)
- 「頻度が高い」と「チンコが硬い」で韻が踏める(ONY)
- 「Jockson 5」と「寂聴愛撫」で韻が踏める(瑛人)
- 「キンキンに冷えたビール」と「ちんちんに見えたeel」で韻が踏める(かわこう)
- 「D4DJ」と「自慰行為してえ」で韻が踏める(べほまんぬ)
- 「大喜利深田えいみ」と「もう乳使わねえし」で韻が踏める(ぱた)
- 「平清盛」と「大麻をひと盛り」で韻が踏める(よげん)
- 「天下シバいたわ」と「元太イカしたわ」で韻が踏める(あどる)
- 「ファンキー加藤」と「パンティ穿こう」で韻が踏める(よげん)
- 「話がしたいよ」と「私は卑猥よ」で韻が踏める(瑛人)
- 「Heaven and Earth」と「屁、糞(ふん)ちゃんと出す」で韻が踏める(あどる)
- 「阪急梅田」と「ニャンちゅう埋めた」で韻が踏める(よげん)
- 「東京外環自動車道」と「豊胸パイパン遅漏者ぞ？」で韻が踏める(瑛人)
- 「だから僕は音楽を辞めた」と「馬鹿な奥さんチンコクソ舐めた」で韻が踏める(ONY)
- 「マツコ・デラックス」と「ラブホでハッスル」で韻が踏める(べほまんぬ)
- 「たけのこの里」と「負けろこの雑魚」で韻が踏める(瑛人)
- 「満月の夜なら」と「半ケツを掘るなら」で韻が踏める(あどる)
- 「田舎に泊まろう」と「淫らにオナろう」で韻が踏める(よげん)
- 「立花みかん」と「毎朝、痴漢」で韻が踏める(べほまんぬ)
- 「西川貴教」と「乳からマカロニ」で韻が踏める(よげん)
- ｢生徒会長｣と｢性の対象｣で韻が踏める(そーちゃま)
- 「一生一緒に居てくれや」と「一生ティッシュを煮て食えや」で韻が踏める(瑛人)
- 「鬼滅の刃」と「キメるぞ大麻」で韻が踏める(瑛人)
1年2ヶ月ぶりですが、相変わらず下ネタ、芸能人ネタ、犯罪ネタがズラリと並んでいます。そろそろ警察庁サイバー犯罪対策課に目を付けられてもおかしくないのではないかとヒヤヒヤしています。
今回はノミネート作品内で採点を行い、2位〜4位を優秀賞3作品、1位を最優秀賞1作品として選出いたしました。
【優秀賞】
まずは優秀賞作品の発表です。
「ファンキー加藤」と「パンティ穿こう」で韻が踏める
よげんコメント：
「最寄り駅の改札抜ければ いつもより勇敢なXXX」ということで加藤にパンティを穿くように促してやりました。あくまで優しく促しています。モン吉もDJケミカルもちゃんと注意しなきゃダメだぞつって。てか加藤にはお前らが必要不可欠なんだよ……。もう1回再結成してお前らのFMB魂見せてくれや……頼むよ……。
ぱたコメント：
ファンキー加藤がパンティを穿くのか、それともファンキー加藤がパンティ穿こうと誰かに提案したのかは分かりませんがどちらにしろ不審者。ところで改めてファンキーってどんな意味だろうと思い、調べたらすごく臭いという意味もあるみたいですね。どんなパンティなのか捉え方が変わってきました。よげんさん優秀賞おめでとうございます。
あどるコメント：
昔はラッパーとして活動していたこともある加藤。不倫が発覚した際、アンタッチャブル柴田に「ファンキー加藤はパンティ穿こう」って怒りのリリックを言われたんじゃないですかね、知らんけど。
べほまんぬコメント：
パンティ好きにはたまらないこのクソライム。ファンキー加藤さんが何色のパンティを穿いたのか気になり、夜しか眠れませんでした。機会がありましたら、ファンキー加藤さんのパンツの色をチェックしに行きたいと思います。
よげんコメント：
平氏政権のアタマを張っていただけあって激務で疲れていたのでしょうか。ごはんですよ感覚で白飯の上に散らしてたのかなとか色々想像してしまいます。優秀賞を2つもいただき嬉しい限りでございます。
ぱたコメント：
歴史的人物と大麻がまさか組み合わされるとは思いませんでした。ていうか大麻っていつからあったんだろう、軽く調べてみたら結構前からあるみたいですね。もしかしたら…本当に…。あることないこと言うのはやめておきましょうか。よげんさん先程に続き2つ目の優秀賞おめでとうございます。
あどるコメント：
実は平清盛が産まれた時に両親が大麻をひと盛りしたからこの名前になったんじゃないかとふと思いました。「平…大麻…ひと盛り…清盛…語感良くね？？」的な。まあ絶対違いますが。よげんさん、2つも優秀賞獲得おめでとうございます。
べほまんぬコメント：
最近ニュースでよく報道されるようになった大麻ですが、いかにも清純そうな名前の持ち主である平清盛も関係しているとは。しかも軽い気持ちで盛ってそうで怖い。太政大臣もなかなかストレスの溜まる職だったに違いありません...。よげんさん、優秀賞2つ獲得おめでとうございます！
「たけのこの里」と「負けろこの雑魚」で韻が踏める
よげんコメント：
きのこ派の私としては共感しかありませんでした。世はたけのこ派が優勢であり、この話題になると罵倒されることが多いです。またそういう人間は大体吉田沙保里を召喚させてきやがりますが、こっちには“松潤”がいます。ナメた口利くのも大概にしてください。そんな彼らに一矢報いる反撃のクソライム、カッコ良さすら感じました。
ぱたコメント：
このライムを見た方々はやはりきのこたけのこ戦争を思い出してしまうのではないでしょうか。語感がいいことに加えて負けろこの雑魚、というシンプルな罵倒でとても好きです。瑛斗さん優秀賞おめでとうございます。
あどるコメント：
たけのこ派としては断じて許せないこのクソライム。何が雑魚だたけのこの里は折れる所ないけどな、きのこの里は持ち手の部分がすぐに折れるんだぞ？そっちの方が雑k……いえ、これ以上は辞めておきましょうか。たけのこ派の人間は温厚なんでね。瑛人さん、入賞おめでとうございます。
べほまんぬコメント：
単純な悪口なのに、とてつもないエネルギーを感じるクソライム。きのこの山派のみなさん、ぜひたけのこの里を罵倒するときに使ってみてはいかがでしょうか。たけのこ派の霊長類最強女子・吉田沙保里さんでもひっくり返りますよ！瑛人さん、優秀賞おめでとうございます！
受賞者コメント 瑛人：
「夜中にいきなりさ 受賞したよってLINE 」
どうも瑛人 a.k.a. D○ち○わです。皆様は「きのたけ戦争」をご存知でしょうか？解説はコメントの域を逸脱しています為、詳細は割愛させて頂きますが分かりやすく言うと「きのこの山」と「たけのこの里」の優劣を決める消費者間の論争で有ります。私、瑛人は「きのこの山」が好きな所謂「キノコ派」と呼ばれる人種となります。そんな私が心から憎むのが、敵対勢力である「たけのこの里」を愛好する方々。所謂「たけのこ派」に御座います。そんな「たけのこ派」に関する呪詛をクソライムに昇華した結果、見事優秀賞にノミネートする事が出来て大変嬉しく思います。この結果を「キノコ派」の皆様に捧げます。このコメントを読んでいる「たけのこ派」な読者の皆様。
「よ ろ し い な ら ば 戦 争 だ」
【最優秀賞】
さて、残るは最優秀賞の発表です。最高得点を叩き出したのは─────
「マツコ・デラックス」と「ラブホでハッスル」
よげんコメント：
何もかもがデカくて規格外のマツコ・デラックスさん。プレイ中にすごいすごい大きな声を出してホテルを出禁になってほしいですね。韻の踏み方、言葉の力強さ、世界観の造り方、どれをとっても最高峰に位置する名クソライムだと思います。べほまんぬさん、最優秀賞おめでとうございます。
ぱたコメント：
マツコ・デラックス、ラブホでハッスル、マツコ・デラックス、ラブホでハッスル……なるほど、月曜から夜ふかしな理由が分かった気がします。べほまんぬさん最優秀賞おめでとうございます。
あどるコメント：
あのマツコ・デラックスも一人の人間ですし、ラブホでハッスルハッスルしてた時期もあったんでしょうね。まあ僕はまだ1度も無いんですけれども。話が逸れましたね。最近になってまたクソライマー達がクソライムを呟き始めましたが、相変わらず秀逸な"クソ"を放ち続けるべほまんぬさん。基本的に下ネタしか無いのに何故こんなにテクニックとパワーを感じるのか、一人のクソライマーとして是非見習いたいものです。最優秀賞受賞、おめでとうございます。
べほまんぬコメント：
マツコの知らない「ラブホテル」の世界。マツコ・デラックスさんノリノリでハッスルしてくれそうですね。地上波では放送できなさそうな内容になりますが、TBSさん、やってくれますかね？？最近便秘気味でようやくひねり出したクソでしたが、1番良い賞を頂けて光栄です。これからも頑張ります！
今回、この最優秀賞のクソっぷりを称え、絵画にさせていただきました。
以上、入賞作品の発表でした。
1年2ヶ月ぶりの選評会でしたが、作品の力強さは健在でした。投稿数の減少から選評会のペースは落ちていきましたが、確かにご立派なクソがそこにはありました。選評会という名目上、その中で点数を付ける行為はどうしても避けることのできないものではありますが、貴方が産み落としたそのクソは確実に未来への財産となるでしょう。そんなクソが貴方の心にねっとりと寄り添うクソでありたい、あり続けたい。そんな願いを込めて、私の総評とさせていただきます。
今日のクソライム傑作選 season7はいつか開催しますので、どなたでも奮ってクソライムを刻みましょう。ハッシュタグ #今日のクソライム を付けて韻を踏むと審査の対象になります。
それではseason7でお会いしましょう。
